雨と伊勢と母とラッコと。

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唯一雨に濡れる心配がなかったのはこの赤福食べた時と伊勢うどん食べた時だったので、伊勢参りの写真はありませぬ。

母連れて、妹と伊勢参りに行ってまいりました。
少なからず縁ある所ですので、いずれ参るつもりではありました。が、母と行くことになるとは思ってませんでした。
なんでも母がお伊勢さんには行ったことがないわねーと「詔」なさったそうで、妹の発案により決まった旅路でございました。
だから、一部で騒がれていた2011,11,11,11,11 には まさしく我々内宮の内に在ったのですが。(妹はそんなこと全く意識なかったようですが)
徹底的に容赦ないざざぶりの雨でございました。
我々3人の道中、雨に降り込められることは未だかつてなく、母は自分が天下の晴れ女だからだと信じ込んでおりましたが、天照大神の前には、山ノ神なぞなにするものぞ。
コンビニで売っているビニールでくるんだ母を車椅子に乗せ(神宮では、電動車いすの無料貸し出しがありました)娘二人も傘なんぞさしていては車椅子が押せないから、とカッパを着込み、ぼとぼとと水を滴らせながらしずしずと鳥居をくぐったのであります。
雨でも団体ツアーの観光客はどかどかやってきているわけで、なるほど伊勢参りは早朝じゃなければいけない、と言われるのはそのせいか、と鳥居をくぐるまでは、なんだか情緒もへったくれもあったもんじゃないな、と思っていましたが、さすがに森の中に入ると雨音と雨だれが団体の喧騒をマスキングするのか、視界はひとだらけだった割にはなんだか寛げたような。・・・五十鈴川も濁流状態でしたし、ケータイすら出せない状態でしたから、写真はございません。カッパ3人組を撮りたかったんですが。
電動車いすとはいえ、さすがに階段は上れないので、3人を代表し私が参拝、お札やら文鎮(神宮の遷宮の際に出た古い柱を使って文鎮を製作している)やらを求め、鳥居の外へ。
特筆すべきは、あのが、おとなーしく車椅子に納まって、文句も言わずお宮の下まで行き、けっこう満足げに鳥居をあとにしたことでした。
かなりぬれそぼちて悲惨な状態だったんですけどね。
普段だったら、もうそもそも車から降りようとすらしないでぶーぶー言ったと思うのですが(ホテルからすら出ようとしなくても不思議はない)これもご神威のなせる業でしょうか。
前日の道中、駿河で天婦羅うどんを昼食にし、「桜海老は殻がついてるからいやー!」と掻き揚げの桜海老を掻き揚げから切り離してどんぶり一面にぷかぷか浮かせ(「だったら駿河で掻き揚げなんぞ頼むでない、桜海老に決まっているだろうに!桜海老の殻を剥けというのかー」と娘ふたりにダメだしされてもどこふく風)、道中に飽きて「この道なんにもないじゃない」を連発して(何があれば満足なんだろうか)運転者をイラつかせ、フェリーに乗って、なんにも見えないわよ(夜だから仕方ないんです)揺れるし、怖いじゃないのー とぶつくさいい(酔うのが心配ならたこ焼きなんか食べるなっつの)自分がお風呂から出て、「バスタブにお湯入れといてあげたわよ早く入りなさい」というのでお礼を言って入ってみたら、叫びそうになるぐらい熱かったり、姫モード全開だったのに、メインイベントである(はずの)伊勢参りの間は、文句ひとつ言わず、ほんにおしとやかでありました。
後から妹に訊いたら、結構楽しみに事前にいろいろガイドブックなどで予習していたそうですから、雨であっても来られて楽しめたのかもしれません。
というわけで、この写真、脚が濡れているのは水滴で、ヨダレでもお茶でもありませんので念のため。

とはいえ、悪天候ですから参詣を済ませたらもうおかげ横丁なんかでゆっくり散策する状態でもなかったので、食事だけして「またまいりましょう」と神宮を後にし、鳥羽へ。
これまた珍しい、と思ったのですが、母の希望で水族館へ行きました。
母、ラッコが見たい と言ったのですよ。意外や意外。イキモノ興味ないかと思ってたのに。
もう昼過ぎでしたから、そんなに時間はなかったのですが、折りよくラッコのお食事タイムに間に合って、母、結局閉館時間までラッコがいろんなものをちょびちょび食べるのを飽かず眺めており、隣で妹が「なにちびちび食べてるんだ、さっさと食べんかーい」とぶつくさ言っているのと好対照でした。3人3様にラッコを写真に収めようと頑張りましたが思いのほか動きが早くて撮れず。
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このイカみて電池入ってる!と言ったのは妹。絶えず細かく点滅して色や模様が替わるのでびっくりしていた。

ちなみに、その日の夜宿で供された食事、ほとんどラッコのお食事と同じものだったです。ははは。

メインイベント当日こそ天候が雨だったものの、特に大きなトラブルもなく、母が特別体調を崩すこともなく(むしろ歩くときなぞいつもよりもさっさと歩いていたような)残念ながら(!)近年にしては平穏な旅路でありました。
帰り道、「そういえば、カキフライもイセエビも食べなかった!」と母が言っておりました。
イセエビなんかどうせ食べないくせにー(エビを母はあまり好きでないのです)
カキを食べにまたまいりましょう。乾いた神宮にも詣でたいし。
by kyoko_fiddler | 2011-11-17 01:56 | ぶつくさ | Trackback | Comments(4)
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Commented by take525plus at 2011-11-17 06:31
親孝行できて、よかったですね。

次回は、光るくらげをごらんください。(笑)
www.youtube.com/watch?v=Zg8KSa1ei6g
最近は、くらげの展示を行っている水族館多いようです。
Commented by ボビー西 at 2011-11-17 12:21 x
KYOKOさん、さすが! 親孝行ぶりが伝わってきます。

ちなみに、伊勢神宮の大宮司T氏は五摂家の筆頭家当主というやんごとなき方ですが、実はカントリーフイドラーで、なかなか面白いおっさん<失礼>です。
もともとは慶応工学部出の某コンピューターメーカーの関連会社の社長さんだったのですが、リタイア後、御家柄もあり180度転換して昔からの知り合いの我々もびっくり仰天。 でもマネジメントですからね。別に祝詞が上げられなくとも、全く問題ないんでしょう。<笑>
Commented by kyoko_fiddler at 2011-11-17 23:10
いや。
親孝行だったのは妹で、私は妹の計画にぼけーっとくっついて行っただけです。
最近彼女の言動がけっこう可笑しくて、母と並べて「・・・母娘だなぁ」と思います。

takeさま
たぶん、妹は光るくらげもお気に召しそうです。・・・そういえば、カブトガニを見て、ちょうど一匹が裏返っておなかを見せたとたんに、妹と母とで「うええええええっ!」と気味悪がっていましたので甲殻類とか腹足類とかダメかもしれません

ボビーさま
えええええーそんなお方がお知り合いにおいでとは・・・是非次回ご紹介くださいまし。
Commented by dojou7 at 2011-11-18 09:34 x
お疲れ様でした。
なるほど、こんどは防水カメラお貸ししましょう。


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