カテゴリ:なんちゃって先生( 58 )

少年N

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こんなに大きくなりました。なりちゃん。
もう手足のサイズも背丈もわたしより大きいです。声変わりちゅう。
弓が曲がってるのも、フォームががたがたなのもご愛敬、必要になったら直すことにしています。
繊細すぎるところはそのまま、でもそれなりに揉まれてもいるし、強くもなってるし、なにより、なんだかおもしろい少年になりつつあります。
もうちっとおけいこしてほしいけど、まぁそれは仕方ないでしょう。「色々いそがしいのよ~」ってことだし。
(何故かわたしが文句をいうと、おネエ言葉で返事するんですよ。)
どんどん育ってゆけい! って感じ。
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こんなだったのに。 (アバンギャルドにバイオリンに縦横無尽にテープを貼ってデコしちゃってるところ。)
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きゃはははは こんなんだったのにー!
by kyoko_fiddler | 2012-07-09 03:06 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(3)

悩。

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なりちゃんの弟くん、M君。
僕はもう バイオリンやめたいんだ!

と、最近レッスンの度に私に訴える。

「ふーん、やめんの?へー、ぼくはまだやるけどねー」
と、まぜっ返すなりちゃんをたしなめつつ、
「やめるのは、いつやめてもいいんだよ。でも、お父さんとお母さんにちゃんと言った?」
「言ったけど、ダメなんだ!」
「なんでダメって?」
「知らない!」
膨れっ面。(かわいい)
「なんでやめたいのかちゃんと説明できたの?」
首が左右にぶんぶん。
「だからじゃないかなぁ。…なんでやめたいの?」
首、左右にぶんぶん。
こうなると、M君なかなかしゃべってくれないので、いろいろ質問をし、首の振られる方向で判断するしかない。
「なんででも、やだなの?」縦に、ぶん。
ありゃ。
「バイオリン、いやなの?」ぶんぶん。
「バイオリンは、好きなの?」
ぶん。
「レッスンがいやなの?」
ぶん。
あらま…さいですか。
「そっかぁ…じゃあもうレッスン来ないの?」
「そーか、じゃあもうMは帰りに〇〇〇のカレーも〇〇〇のラーメンも食わないんだな!」
こらこら、お兄ちゃん、そこじゃないっ。
「…Mちゃんに会えなくなるのかー」
と、言ってみる。
あり?
M君、みるみる目に涙が。
ごめんごめんごめん。そういうのがとっても悲しくなる頃だった、君も。
「…レッスンに、来る、のは好きなの?」
ぶん。涙が一粒飛んだ。
バイオリンは好き、レッスンに来るのも好き。
お稽古がやだってことかな。
しばらく首ふり聞き取りを繰り返して判ったのは、
新曲をもうやりたくない。
ってこと。
何故か。繰り返しが嫌だから。
…?
繰り返しが弾けないわけではないのだ、彼。
同じパッセージを「繰り返す」のが、「苦手」だと言う。
その「苦手」の中身はなんとしてもわからなかった。
じゃあ、繰り返しのない曲ならいいのかと問うと、それもヤダー。
じゃあ、なんだったらいいのかと聞き出したら、
既に弾けるようになって、あがった曲を、これからもずっと毎週毎週やりたいのだという。
えー。
そりは…
飽きない? ぶん。
新しい曲やりたくない? ぶん。
ずーっと? ぶん。

ありゃま。困った。

あっそう。
じゃあ、まず、今やりかけの曲は仕上げようよ。
眉間にシワよせ、ぶんぶん。
うーむ。
また来週ね、と言って別れたが、さて、どうしたもんだかねえ…。
by kyoko_fiddler | 2010-12-07 10:57 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(8)

試される なんちゃって先生

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先日、楽譜忘れてアルマジロ化してしまったM君、最近「作曲」に凝ってます。
教則本の楽譜を見よう見真似でお玉杓子を並べているだけですが(だからありえない調号だったりするのもご愛敬)お兄ちゃんのレッスンを待ってる間なぞにぐりぐりと描いて、私に弾けと迫るわけ。
いい鍛練になります。ふふふ。
そろそろ、ちゃんと楽譜のお稽古もしようね。
教えることで、途端に興味が失せることのないよう、方法を考え中。
by kyoko_fiddler | 2010-07-11 10:46 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(2)

修行が足らん。

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ちっともわかっとらんな、きょーこは。

M君のレッスンでした。
楽譜を忘れちゃった(爆)というM君、まだ楽譜はおシルシ程度に使用しているだけなので、私はそれをさほど気にせずに「あらまー、忘れちゃったの?でも、今日はもう、先週一応おしまいまで弾いたのが、ちゃんとすらすら弾けてるかどうかのお稽古だから、大丈夫、大丈夫」 なんぞと言いながらレッスンを開始しました。
ところが。
練習できなかった、忘れちゃった、というので、私が彼が躓いたところを、指をつまんで誘導したり、歌ったりしながら、一度だけレッスン曲を弾きましたが、不得意箇所を克服すべく、もいちど弾いて、と頼んだら、あのね、と全然違う話を始めました。あー、こりゃ弾きたくないのねー、と内心苦笑しつつ、ひとしきり雑談したあと、「じゃぁ、も一度やってみよう」と促したところ、M君突然ぐにゃぐにゃと座り込んで膝を抱え、丸まってしまいました。
えー。
何度促しても顔をあげず、そのままずりずりと部屋の隅っこに行って、壁の方を向いてストライキ。
あららら。
「なーんでそんなとこ行っちゃうのー?」
首をすくめて丸くなっちゃって。
「なんで弾いてくれないのかな?」
・・・・・首をイヤイヤ。
「弾きたくないの?」
・・・・・こくり。
「だって、今日、お稽古に来たんでしょう?」
・・・・・イヤイヤ。
「ちがうのぉ?」
・・・・・イヤイヤ。
ううむ。
こんな調子でなんとか訊き出したのは
・ 弾きたくない
・ 今の曲がイヤ
・ 前の曲がいい
・ 新しい曲はイヤ
「ぇえぇえぇえ? じゃぁずーっといっつも前の曲だけ弾くの?」
・・・・・。
「じゃぁ、新しい曲はもうやんないの?」
・・・・・こくり。
「今の曲は、ちゃんと弾けるように練習しないの?」
・・・・・こくり。
「え? しないのぉ?」
・・・・・こくり。・・・・シクシクべそべそ。

うーむ。お稽古イヤなのかな? でもまさか私に面と向かってもうやめたい、とも言えないのかな?
悩む。
別にバイオリンなんざ弾けなくったって死なないし、困らない。
けれど、レッスンやめちゃうにしても、最後に、今やっている曲だけは仕上げてからやめてほしいなぁ・・・何にせよ途中で放り出すことを覚えてほしくないなぁ・・・・。
結局、M君そのまま一言も発せず壁とオトモダチになったままなので、とりあえず楽器を仕舞うように言うと、何故か靴をごそごそと脱いで、また固まる。???なんで靴脱いだんだぁ???
レッスンはスタジオを借りて行っているので、時間はタイトである。本当は、M君の、への字に曲げた口とかが可愛くて可笑しくて、笑いそうなのだけど、今笑ってはいかんと思うから、真剣な顔を必死でキープし、再度楽器を仕舞うよう促して、スタジオを出る。
結局、最後までM君は私の顔を見ずに帰宅していったのでありました。

「何故」イヤイヤなのかは、結局説明してくれなかったけど、
レッスンやめたいとべそかくほど思っているなら、気の毒だし、しばらくレッスンお休み、とか、やめる、とかも視野に入れたほうがいいのかなぁ、とりあえずはお母様に真意を訊き出してもらうのがいいかな、とお母様へ、レッスンの状態を伝えて、それとなく真意を訊き出してあげて下さいね、とメール。
お母様からも、慌てて了解のメールが届く。
んで、10分後。
「拍子抜け」というタイトルでお母様からのメールが届いた。
M君、今日、自分が楽譜を忘れたこと、また、今週は全然練習してなかったから、思うように弾けなかったこと、楽譜さえあったら、なんとか弾けただろうにと思ったら、どどーんと落ち込んでしまって、アルマジロになってしまったのであって、レッスンやめたいとかそんな気は全くなかったそう。
お母様曰く、「楽譜がなかったからー・・・」と思い出して再びうるうるしてたんだそうで。
ぬわんだ。
私は バイオリンいやなのに、仕方なくやってるのかな、それなら気の毒な気もするし、でも 何がイヤなのかな、今の曲がむずかしくてヤなだけなら、そんなもんは克服してもらいたいし、とか、いろいろ深く(深いのか?)考えこんじゃったわよ。
弾けないからストライキしただけでしたか。
それなのに、私がいろんな質問攻めにして、理由を訊こうとしたから、コトがおかしな流れになってしまったと感じでM君はますますアルマジロしてたのか。
うーむ、そりゃ失礼しました。 また来週ね、M君。
・・・・・楽譜忘れないでねー。
by kyoko_fiddler | 2010-06-11 22:04 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(2)

少年、こらえる。

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『喧嘩するなら、一発必殺だぜ。』   ・・・かーさん、君は実戦経験ありませんから。

レッスンにイマイチ乗らない少年。いろんな話を振ってみるも、反応があさってのほうを向いている。なんか変だなー、と思いつつ、まぁそういう日もあるよね、と半分レッスンの進行を諦めて、尚も話かけていたら、「学校面白い?」の問いかけに「あんまおもしろくない」という。
どして?と訊くと、しばらく曖昧なことをもごもご言っていたが、「いじわるなヒトがいるからネ」と言いだした。
どんないじわるされるのかときいたら、「あたまぶってくる」と、言う。
なんであたまぶたれるのかときいたら、黙って首を左右に振る。「わかんないの?」黙って首が縦に振れる。
「その子、男の子?女の子?」「・・・男の子。」
彼よりも小柄なクラスメートらしいが、とにかく彼には理由がわからないまま、ひっぱたかれたり、けっとばされたりしているのだという。
「・・・え? 黙ってぶたれてるの?」首は左右に振られる。「ぶち返してるの?」首は縦。
「ちゃんと、やめて、って言ってる?」首は縦。「・・・でもやめてくれないんだ?」首は縦。
うーむ。
「その子、なかよくして欲しくってそうやってちょっかい出してるんじゃないかなー」首、左右。
「多分、遊んでほしいんだけど、どうやって遊んでもらえばいいかわかんないんだよ、きっと。」首、激しく左右。
「その子、他のお友達もぶったりする?」首、左右。
「じゃ、多分遊んでほしいんだな、きっと。でも、そうやってぶたれたらやだもんね。」首、激しく縦。
「その子、ぶったりけったりするだけ? 君のものを壊したり、取ったりはしないの?」首、縦。
そこまで訊きだして、ハタと気付く。
「ねー、もしかしてさ、この話、まだ、お母さんにも先生にも誰にも言わないでずっと我慢してたの?」
首が縦に落っこちて、そのまま。
「えらいっ! ひとりでいままで頑張ってたんだ? そっか、えらかった やなこと黙って我慢してたんだねー」
床に、ぽたぽたと涙が落ちる。
そうかそうかそうか。 くうう、可愛い。
オトナになってしまえば、たかがクラスの中のこと、なんだけど、新一年生にとっては、まだそれがほぼ全世界で、そこでやなことがあれば、世の中すべてがどんよりしてしまう。たかだか一人のクラスメートのことだけど、まだ学校に通い始めて1週間だけど、それがどれほどなのかってば、かれにとっては人生最大の難関であることには違いない。果敢にも一人で戦おうとしていたわけで、それでもしんどいから、当事者であるオトナたちではなく、関係のない私にだけ、話すなんて、なかなか賢く、偉いではないですか。
少年には、なにかされても、無視すること、それでも何かしてきたら、そうやって理由なくぶったりけったりする人とは遊ばないとはっきり大きな声で怒鳴っていいから、ちゃんと言うこと、もし、物をとられたり、壊されたりしたら、もう我慢しないで、お母さんと学校の先生に言うこと、だけを伝えた。(ぶち返してはいけません、ともぶち返したれー!とも言いませんでした。)
いつまでも赤ちゃんだと思ってたけどねぇ。悪かった。今日から君をきちんと一人前扱いするし、
約束したから、君が親御さんたちに話さなければならなくなるまで私も君の話してくれたことは内緒にする。
がんばれ少年。

ということで、特に少年の名は秘します。といっても、お母様方はピンときてしまうかもですが、でも、ナイショですから!私は、少年の闘いを、草葉の陰から(違)見守る所存です。
by kyoko_fiddler | 2010-04-12 15:12 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(3)

つづく!!To be continued !!!!

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ちいさいお子たちとレッスンしていると、ほぼ100%といっていいほど、ある程度の期間が経つと、「もう、次はやんない」と先へ進むのを拒む。
自分がやっている曲が、最初に比べて音符が詰まってきて、楽譜が黒くなってきた、とか今までの曲より長くなってきたとか、「続ければ続けるほど難易度が高くなってくる」と気付いた時に、おちびたちは、それを「ヤダ」というのだ。
「ねー、せんせー、これいつまでつづくの? いつんなったら終わるのー?」
この質問は困る。
そんなもん、ずーーーーーーーーーーっと続くのだよ。
と言ったら、いっきに戦意喪失するだろうしなぁ。
「この曲は、○○ちゃんが、間違えずにすらすら弾けて、簡単になったらおしまい」
と、一瞬ごまかし、
「で、次の曲にいくの。」
と、投げておく。
「え゛ーーーーーーーーーっ!」
「え゛じゃなーい。次の曲も練習したらやさしくなって、すらすら弾けるんだから」
「次ながいー」
「ながい? 1ページの半分じゃないの。もっと上手になったら、5ページも6ページもの曲になるんだから、まだまだ短い」
「やだーむりー!」
「むりじゃなーい! 私だってできたんだから」
毎週、必ず1回は誰かのレッスンでこういう攻防戦をしている気がする。
それでもヤダヤダいう子には、「じゃーもうおけいこ来ないの?」というと
目が点々になる。「バイオリン、やめちゃうの?」ときくと、「へ?」という顔をする。
それは「ヤダ」らしいのだ。
毎週レッスンにきて、モノを知らないせんせーを弄ったりするのも、(ポケモン知らない、プリキュアしらない、カワイそうなひとだと認識されている。ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪なら結構知ってるんだけどねー)バイオリンを弾くのも、楽しいんだけど、
レッスンが進んで難度があがるのはヤで、毎週毎週同じ曲がいい。・・・ってこと?
いやいやそんな勿体無いことはいけませんよ、若人たちよ。

バイオリンは 好きらしい。それだけでも、私の任務は果たせてはいますが。

それにしても、と自分の子供時代を振り返って思う。
私は、曲が長くなってきたとか、譜面の音符が増えてきたとか、そういうことなーんも考えなかったし、いつ終わるのかなんてことも全然考えたことなかったな。
イマドキのお子たちに比べ、昔はものを思わざりけり。
by kyoko_fiddler | 2010-03-13 15:43 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(12)

クリスマス・ブルー?

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いえ、峰男君が、じゃありません。

今日、レッスン納めだったんだけど、今日の生徒さんたちったら、なんか お子たちみんな 少し情緒不安定で。今晩は満月なのか?と思ってみたりもしたけど、年の瀬ともなれば、コドモゴコロにも、諸行無常を感じるものなのだろうなぁ、と自分の幼少時を思い返してみたりして。
そういえば、先日の三姉妹も、真ん中のお姉ちゃんがちょっとナイーブで、末の妹が、暴走気味だったな・・・。
ナイーブの筆頭、なりちゃんなんて、今日はなんだかやたら涙っぽくって、弟M君が、いつもに増して、お兄ちゃんに仕掛けてばかりだった。

いろいろ多感な時期かもね。がんがれ、少年少女たち。
by kyoko_fiddler | 2009-12-26 20:56 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(2)

多分たいせつなこと。

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もうネタバレしてもいいから書いちゃうけど、12月に入ってから、なんちゃって先生はちょっとワクワクとしたひみつを抱えていたのであります。
昨年、美人三姉妹が、じいじとパパに内緒で練習して、クリスマスに3人でクリスマス聖歌を披露し、じいじとパパを感涙させた話をしたら、S家でも母子でサプライズ演奏をやることになり、さらに、折角だから、デュオ演奏してみよう、と仲良し二人組のオトナの生徒さんも「合奏」してみることになり、曲探しやら、譜面かきやら大急ぎで準備して、「合奏」のレッスンに励むこととなった生徒さんたちが3組おりました。

昨年、美人三姉妹は皆で同じメロディーを弾くだけだったのですが、今回は3組ともちゃんと重奏を試みたので、実を言えばかなり難易度の高いことに挑戦していました。
オトナはともかく、5歳児から8歳までのお子たちに、ハモって弾くというのはけっこうナンギなことです。
幼稚園や学校と違って、自分のパートを誰かが一緒に演奏してくれるわけじゃないし。しかも、幼稚園児に「イキを合わせろ、間合いを読め」なんてほんとは無茶なんですよね。でも、敢えて挑戦したのであります。

・たとえ家族であっても、「聴衆」を設定して演奏する「本番」を設定すること。
・共演者と「アンサンブル」をする、お互いの「空気を読む」体験をすること。

ミュージシャンじゃなくたって、「本番」はいくらもあるから、できるだけ場数を踏んで「本番」に強くなっていて欲しいし、相手の動静を読むことにも慣れていて欲しいし。
発表会をまだしてない代わりに、そういうシタゴコロを持って、私は臨んでいたのでありました。
試みとしては、よかったかなと思っています。

先ほどS家からは、2曲用意したうち、1曲は途中で空中分解状態になり、お父様より先にRちゃん(お子)号泣の巻、但し、より難曲だったもう1曲は無事演奏できた、との報告がメールで入りました。ふふふ。
先鞭をつけた美人三姉妹は、さっき最後のレッスンしてきたけれど、あさっての「本番」まで、間に合うんでしょうか、一番上のお姉さんの突貫練習と一番下の妹の奮起を期待し、真ん中のお姉さんの油断を心配してまだ気が抜けないなんちゃって先生なのであります。
by kyoko_fiddler | 2009-12-23 23:59 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(2)

泣くな少年たち

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こういう寝姿みると、「ばけねこ・・・」って思う。

最近、私はいたいけな少年を泣かせてばかりいる。

いや、レッスンの話ですよ。
鬼のようなレッスンをしているわけじゃなく、レッスンの仕方はかわってない、相変わらずゆるゆるなんだけど、お子たちがね、意識が変わってきたみたいなんです 嬉しいことに。
練習してきたのに、もしくはしてこなかったから、私の前で 弾けない。
で、弾けないといって、泣く。
号泣してしまう子あり、涙ぽろぽろ流す子あり、それはそれぞれなんですが、
突然泣き出す。

弾けないことは別に怒りも叱りもしないし、練習するしないは本人次第だから、「あー、練習してこなかったなー」ということは(もうだいたい弾く前から練習してきたかこないかはわかります。私の顔見るなり自己申告する子もいるし。)言っても、だからといって怒ったりしない。
練習してこなかったなら、今ここで練習して帰ろう、弾けないんだったら、弾けるようになって帰ろう、
私が言うのはそれだけなんですけどね。
2~3回繰り返して練習すると、悲しくなってきちゃうのか、顔が赤くなって、あららと思ってると、涙滂沱! となる。
最初はこっちもびっくらこいて、「なんで泣くの?」と泣きじゃくってるお子に問いかけ、(そんなもん、ちゃんと答えられるなら泣きゃしませんよね)ますます号泣させちゃったりしていたんですが、
最近は泣いたらちょっとそのまま泣かしておく。おさまってきたら、
「はい、じゃもう一回やってみよー」
血も涙もない?
いいえ。そういうつもりじゃないんですよ。
最初は、弾くのがいやで泣いているのかと思ったんですが、どこまで本心かは別として、おちついて泣き止んだ少年たちに、「弾くのいやだったの?」と訊くと一様にそうじゃなくて、弾けないのがやだったのだという旨の述懐をします。もどかしくて、じれったくて、気持ちが急いて、でもどこへも転嫁できなくて、泣く。(・・・ほんとは私にヤツアタリしたいのかも?)
だったら、やっぱりできるようになるまで、しつっこく付き合うのがいいのかな?と。
本人がじれても、私がじれないでしつっこく「もう一回」を繰り返したらいいのかな、と。
弾けるようにしてあげる魔法なんて、私は持ってないから、練習に付き合うだけです。
「なんでせんせーはいつまでたっても「もう一回」ばっかり言うのっ?(怒)」
「きっともう1回やったら弾けるようになる、と思うから」
なり少年と何度もこの会話を繰り返しましたが、最近は彼も目に涙いっぱいためて、
「弾けたらおしまいでいい?」
と先回りします。わはは。そのとおりだ、弾けたらおしまいなんだから、あとは集中力だよキミ。

少女たちは、しびっとなっても、泣いてることを気付かれまいとしています。
だから、気付かないフリがエチケット。
それでもポロポロしちゃったら、拭いてあげて、「ほい、もう一回」
でも、女の子の場合は、泣くよりも先にふっと気持ちを外して雑談しようとしてきますね。
でも、決して逃げてるわけじゃなく、ちょっと雑談につきあって、「はい、じゃいってみよー」
というと、「むりー」とか言いながらも再トライしてます。

この対応の違い、男女差なのか、それともたまたまなのかはわかりません。


うーん、そろそろ来年あたり、発表会なんてものをやってみますかねぇ・・・。
本当は、小さくても「舞台」のあるところでやったほうが、トレーニングにはなるんだけど、
どうしようかな、ティーパーティーふうの方がいいかな、人数も多くはないし。
企画の段階で、いろいろ想定されるハプニングで既にアタマがイタイぞ。


ここまで書いて気がついた。これはどっちかいうと音楽ブログの方に書く中身でしたねー。
by kyoko_fiddler | 2009-09-21 09:51 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(10)

おセレブな鼻歌

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Rちゃんのお母様A子さんは現在ヴィヴァルディの協奏曲イ短調1楽章を練習している。
もともと、ヴァイオリンはずっとやりたかった楽器だそうで、だからとても熱心に日々お稽古している。
教則本についてくる模範演奏CDも、BGMのように毎日熟聴しているようである。
ある意味最初の難曲な上に、今までにない長尺な曲なので、練習にも今まで以上に熱が入る。
来る日も来る日もビバルディaモール。

Rちゃんは、もともと非常に耳のよろしいお子で、しかも男の子にしては声帯の調節機能の発達もかなり早めで、前からお母様の演奏に合わせて軽々と3オクターブ近くの音域をほぼ正確な音程でハミングしたり、お母様のミストーンを「あー、音ちがうよぉ~」などと無邪気に鋭く指摘したりして、お母様の闘志に油を注いできた。
今日も大声で歌い、A子さんのレッスンに乱入したRちゃんだったが、レッスン終了後、A子さんが、最近Rちゃんはヴィヴァルディのこのコンチェルトを、外出している時にも高らかに歌い、「ママー、Rちゃんこの曲好きー!」などと言い放つので、どんだけセレブな子供なんだかみたいで、と気恥ずかしくなるのだと話してくれた。
「ハナウタがヴィヴァルディって、4歳児が、恥ずかしいんですぅ」
…確かにちょっとびっくりかも。

この調子だと、Rちゃん自身がこの曲を弾くときには弾きこなすまでにそう時間はかからないだろうなぁ。

ちなみに、Rちゃんはこぎつねこんこん山の中~、と歌いながらヴァイオリンを弾きます。
「せんせーもいっしょにー」と言われると、私は緊張のあまり手に汗握ってご唱和しながら弾いています。
Rちゃん、なんでこんなむずかしいこと軽がるとやってのけるのーーーー?
by kyoko_fiddler | 2009-04-29 01:07 | なんちゃって先生 | Trackback | Comments(4)


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