幻影の系譜

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結局のところ、計3回の血液検査して、異常がほぼなくなった。「結局なんだったのでしょう?」とお医者さんと首をひねりつつ、ま、いっか。結局なんも「治療」受けなかったな。
しばらくしつこく続いた微熱も平熱にもどり、平常運転している。
絶賛発熱中は、頭蓋骨の外側の血管を流れる血流の音(しゃっ しゃっ って、スネアをワイヤーブラシで掻くような音が頭のあちこちで響く)や、脈が速いのがまるでどこかの国の戦いの太鼓のような音とが頭の中にずっと響いていて、、そしてとてもはっきりとした幻覚と幻聴があった。寝ていて目を開けているので天井が見えている。視えているのにその前に被さるようにどこか異国の街並みが見えて、私をのぞき込んでなにをか話しかけてくる人々がいて、その声もはっきりと聞こえる。そこで我に返ってうう、これまずいかもと思った。
熱禍が去って、そんなことを思い出していたら、亡父が子供の頃、高熱にうかされて、マッカーサーが逢いに来たと言って家族に笑われたという話を思い出した。その話をきいたときにはなんのこっちゃと思ったけれど(そしてよりによって何故マッカーサー元帥?と思ったけれど)今ならなんとなくわからなくもない。子供ではなかったから幻覚幻聴だと認識できたし、別にだれか「ありえない人」が逢いに来たりはしなかったけど(恩師が夢に出てきたのは微熱になってから)ああいうことだったのだなと思った。

ある人に、きっとデトックスよ、悪いものが全部出たのよって言われたけれど、確かにそんな感じもある。憑き物を落とした感もある。実際、お医者さんがなんだか原因を特定する前に自分で落とし前つけちゃったわけだし?



# by kyoko_fiddler | 2019-11-14 23:33 | ぶつくさ

39.9 4 days

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いつから39度越えの発熱になったのかわからないから、実際に何日間39度超えしていたのかわからない。
火曜日、母の通院送迎時、なんだか調子よくないなー、と思った。それでもその日の行程は全部一応こなして帰宅。そのまんま、着替えすらも中途半端にねむりこけてしまった。
翌日、目覚めた感じでこれはちょっと今日の行程無理だなと思い、関係各所にごめんなさいの連絡。眠れば治るだろうとひたすら眠ったけれど、夕刻、ふと思いついて(遅い!)熱を測ったら、39.78℃
うわーしまった、インフルエンザかしら、仕方ない、明日お医者さん行くか・・・・で、その週の関係各所に全てごめんなさいの連絡をする。以下記憶なし。ひたすら眠ったものと思われる。
翌日、39度超え相変わらずなので、ちょっと解熱剤を飲んで、38度まで下がったので慌てて(のろのろとしか歩けませんでしたけど)近所の医者へ。インフルエンザ陰性(ちょっとほっとした)。
「ん~~~、喉痛そうだね」
「え?喉はなんともないです。というか、熱以外はどこもなんともないです」
「ん~~~、熱でてっからわかんないんだよ」
と頓服薬と抗生剤、鼻とのどのお薬が出される。・・・????
おとなしくいわれたとおり服用するけれど、変化なし。頓服薬(38.5℃超えたらのみましょうとある)だけが減っていく。飲んでもそもそも38.5℃にすらならない。
2日後、やっぱりなんか違うよなぁと別の医者へ行く。そのお医者さん、私の喉を診て、これは特にやばい感じないよねぇ といい、横になっておなかを出せと言い出す。あちこちぎゅうぎゅう押して、これは・・・盲腸かも、今からすぐ病院へ! とか言い出す。
盲腸???? いや痛くないんですけど・・・・
有無をいわさず近くの病院へおくりこまれ、まずはとりあえず、胴体のCT画像と血液検査をされる。(ここで初めて採血されました)
で、血液検査の結果が担当してくださって医師いわく、かなりヤバい のだけれど、私の胴体にある臓物はどれもけろっとしていて、感染も炎症もない感じなんだそうで、菌もウイルスも検出されない。いったい今私の体内で何が起きているのかわからないという。
「血液みると、体内大戦争なんですよ。でも臓器はみんな問題ないんです。なにがどうなってるかわかりません。
でもヤバい感じなんでできたら入院してほしいんですけど。」
「ええええ、それは困ります、入院無理です」
「そうですか・・・・あの、なんかよくない変化、もっとだるくなったとか、そういうのあったらすぐ来てくださいね」
病院を出る時に清算代金のあまりの高さにさらにクラクラしつつ帰宅。喉だと言われ、盲腸だといわれ、結局わかりませんと言われ、肝心の熱はさがらず、脳みそ煮え煮え状態。ただでさえ危なっかしい脳みそなのに、熱でいかれてしまう。

その後、熱は徐々に微熱まで下がって、食べられるようになった。なんだかんだで2週間近くノビていたことになる。その間、本当はずっと家で寝ているべきだったんだろうけれど、どうしても外せなかった約束2つは、微熱のままで外出した。ひとさまに感染するわけではないと判ったからね。そのかわり、後の消耗具合には自分でもびっくり。
そんなこんなで2週間、楽器に触れていない。これから練習しないと。明日本番だし。

# by kyoko_fiddler | 2019-11-03 16:02 | ぶつくさ

猫の縁

先月末のことだった。
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転居してからめったに行くことのなかった、前の住居のほど近いとんかつ屋さん。レッスンの帰りにたまたま近くを通れるので、よしよし、今夜の晩御飯はここのメンチカツ弁当にしよう、と久しぶりに立ち寄ったらこんな張り紙があった。
ショック。
このお店の主人夫婦の店裏の駐車場で、我が深窓の霊猫閣下は生まれた。駐車場に集まってきている猫たちと、私はただ遊んでいただけだったけど、ご夫婦は地域猫として面倒をみていた。が、毎年生まれる子猫たちに困って、自腹で猫たちに不妊手術をすることにした。かーはその最後に生まれた子猫だった。かーとそのきょうだい達を引き取って里子に出すことを引き受けたのが縁で、時々お店に食べに行くようになった。(コスパが高すぎで、美味しいんだけど量がたっぷりなので、とってもおなかが減った時しか行かれなかった)
だから、久しぶりにお店に行って、かーの近況報告をしようと思ってにこにこお店の前まで行ったのだ。
ご夫婦が年配なのはわかっていたけど、いつでもびっくりするほどお元気な方たちだったのに。ここ2か月ばかり、店の前を通らなかったから知らなかった。
ショック。

たまに行くお店、通い詰めてるわけではないお店だから、おじさんたちの連絡先だってわからない。
もう会えないのか。
お疲れさまも言えないのか。
なんてこったい。


なんとなくシクシク滲みるようなひっかかる気持ちで数日を過ごしていて、でも成す術もないのだから仕方ないな・・・
と漸く諦める気持ちになり始めていた。
今日、たまたま近所のハワイアンスタイルのカフェにいたら、店員さんに案内されて隣のテーブルに座ったおじさんに、見覚えが。
ん? んんんんんん????
さんざん迷ったあげく、意を決して声をかけてみたら、やっぱりおじさんだった。
「猫げんき~?」「元気ですう!」
おじさん、この店は初めて来たんだそうで。 私もめったに来ない店だし。

3時間後、おじさん達のお店でおばさんとも再会。急な閉店の顛末をきいた。
おじさんは全く健康に心配はなく、今も元気でエネルギー持て余してスポーツクラブに通ったりしているのだけれど、
おばさんが(命のやり取りをするような病気ではなかったけれど)、体調を崩してしまったので、お店を続けられなくなったんだそう。
最初、アルバイトを雇って続けてみたりしていたけれど、それこそ30年以上おばさんと阿吽の呼吸でやっていた仕事のようにはいかず、おばさんの現場復帰もしばらくは難しい。「断腸の思いよ」とおじさんは何度も言っていた。
もともと、どちらにしても来年の9月いっぱいで店は閉めるつもりでいたのだとはいっていたけれど、店を片づけながら泣けてきちゃうとも言っていた。
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記念にお店の名前の入ったお皿貰ってきちゃった。(あと串カツとヒレカツの食品サンプルも)
すごい偶然よねー、ご縁があるのねー、とおばさんが笑っていた。
ほんとに。猫の縁です。


# by kyoko_fiddler | 2019-08-07 22:55 | かーは猫である

師 恋し

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先生が亡くなって もう何年になるのか。
久しぶりに先生が夢に現れた。

先生と私とはそんなに密な関係ではなく、・・・どころか、とても乾いた距離のある関係だったと思う。
師を仰いで尊敬はしているし、憧憬もあったけれど、せんせーせんせー、って纏わりつく性分でもないし、
師もまた別に私を特にういやつとも思ってなかったと思うし。敢えて言えば、一番ながーーーーーいこと通っていたかもしれないけれど、数多い教え子たちのひとり、だっただけだと思う。
突出した才能のきらめきもなければ、演奏家を目指しているとかいう野心も野望もなく、ただただ通ってくる生徒。
でも、私は毎週、楽しかったのだ。先生に会って、先生の前で弾いて、先生に直してもらって、先生のお手本を聴く のが。
まるで練習しないでは、先生に合わせる顔がないので、一応お浚いはしていくけど、・・・考えてみれば、先生にとってはいろいろ残念な生徒だったかも知れない。
だから、先生がご高齢を理由にもうレッスンおしまい、って仰ったとき、私にとっての「何故わたしはヴァイオリンを弾くのか」が無くなってしまった。それからは、先生との交流は時候のご挨拶だけになり、そのやりとりも、ご家族からの代筆になって、レッスン終了から3年ほどして、先生の訃報を受け取った。

「もうレッスンおしまい」になったのち、結果的に楽器を手放すことはなく現在に至るけれど、「フィドル」に手を出すようになったあたりから、時折先生が夢に出てくるようになった。
だけど「出演」の仕方がいちいち可笑しいのだ。前にもどこかで書いたような気がするけど、いつも必ず「変装」して別人のフリして登場する。先生と古くからのご盟友だった、これまた私が大好きだったピアノの先生と一緒に、ご出演いただいたこともある。夢の中で、私は毎回 あなたは先生ですよねって確認するんだけど、頑なに人違いです、って否定するのだ。今朝もそうだった。 違いますよ、人違いでしょ、って。
先生、夢の中なんだから、いいじゃないですか。一緒に弾いてください、フィドル。









# by kyoko_fiddler | 2019-01-17 13:22 | ぶつくさ

ゆるい。

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新年おめでとうございます。
今年も穏やかに年が明けました。ここのところ、年明けがいつも穏やかでいい感じです。
今回、いつもにも増して年越しの準備をゆるくしたこともあって、あんまり焦らなかったことが良かったかなぁ。
歳神さまも、お前のところはグダグダだのう、って苦笑いしながらお茶くらいは飲んでいっていただけると嬉しいのですが。

いつも歳跨ぎで電話をしてくる海外在住の友人が、電話をしてこなかったので食あたりでもして寝込んでいる(実際に音信不通時にはよくある)のかな、とちょっと心配していたら、友人と鱈チリ鍋を食べて、花火を見に行っていたとのこと、安心しました。

今年もいろいろな御縁をいただいて、あちこちで演奏その他、できたらなと思っています。
今年は、歌も音出しできるようになりたいものです、と実はちょっと軽く拳を握ってたりして。
今年も宜しくお願いします。

# by kyoko_fiddler | 2019-01-01 10:53


猫、ときどき提琴。 ~Fiddler on the Moon~


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